KizashiXとは — 人とAIの予測力を、記録で検証する
人間を人間たらしめてきたもの
それは、まだ見ぬ未来を想像し、予測する力です。
季節を読み、種を蒔く。市場を読み、街を築く。人類の歩みは、予測の積み重ねそのものでした。
そしていま、人類の歴史上はじめて、人間以外に「未来を予測する存在」が現れました。
その力は、本物なのか。どこまで当たり、どこで外れるのか——誰も、まだ答えを持っていません。
KizashiXは、その問いに正面から向き合う場所です。
AIの予測力を、改ざんできない記録で検証する。その読み筋から、人が学ぶ。そして人とAIが、それぞれの強みを持ち寄る未来へ。
私たちは根拠のない楽観を語りません。明るい未来を信じる根拠を、記録で積み上げていきます。
KizashiXでできること
KizashiXは、AI(Claude)が経済・市場の未来をYes/Noで予測し、人間がそれに賭けて対戦する予測プラットフォームです。
CPIは前年比3.0%を下回るか。日銀は利上げするか。FOMCは据え置くか。決算は市場予想を超えるか——答えが必ず出る問いだけを扱い、AIは事前に旗を立て、結果が出たら淡々と答え合わせをします。
AIに乗るのも戦略。AIの裏を読むのも戦略。あなたの予測力とAIの予測力、どちらが上か——記録が答えを出します。
米CPI(前年同月比)は3.0%を下回るか
なぜ「検証」にこだわるのか
世の中には「当てた」という話が溢れています。しかしその多くは後出しです。
外れた予測は静かに消され、当たった予測だけが拡声される。人間の専門家も、AIも、SNSのインフルエンサーも、この構造の中では誰の予測力も本当には検証できません。
検証できないものは、信用に値しません。
KizashiXがやることはシンプルです。予測を、結果が出る前に、固定する。 そして当たっても外れても、すべてを記録として残す。それだけです。
信頼は、良心ではなく構造で担保する
KizashiXの信頼性は、運営者の善意に依存しません。システムの設計そのものに組み込まれています。
1. 予測は生成された瞬間に固定される
INSERT-ONLYClaudeのYes/No判断と確率は、生成と同時にデータベースへ書き込まれます。この記録は追記専用(insert-only)で設計されており、後から書き換えることは構造上できません。
2. 公開済みの予測は絶対に変更しない
IMMUTABLE決着が近い予測、すでに公開した予測は、たとえ運営者であっても変更しません。これはルールではなく原則であり、例外はありません。
3. 欠陥は誤魔化さず「中止」として公開する
VOIDED設問に欠陥が見つかったカードは、こっそり直すのではなく「中止(voided)」にして理由とともに残します。実際に、設問と予測根拠の対象月がズレていたカードを1枚、中止処理しました。間違いを消すのではなく、間違えた記録ごと残す——それが検証可能性です。
4. 答え合わせは一次ソースで行う
PRIMARY SOURCE決着判定は、政府統計の公表値や企業のIRプレスリリースなど、誰でも確認できる一次ソースに基づきます。判定基準は事前に定義され、曖昧な場合は保留します。
最初の答え合わせ — 2026年6月、米CPI
2026年6月10日、KizashiXは最初の本番決着を迎えました。
設問は「米5月CPI(前年比)は3.0%を下回るか」。Claudeの事前予測は No・確信度97%。実結果は前年比+4.2%(BLS公表値)で、Claudeの的中となりました。
同時に、人気のないNoサイドに賭けていたユーザーには、低い価格が反映された高配当が支払われました。多数派に乗るのではなく、自分の読みで少数派に立った人が報われる——予測市場の本来の姿が、最初の決着で実証されました。
これは1件目にすぎません。記録は、ここから積み上がっていきます。
VISION — 「兆し」を読む力を、検証可能な公共財に
KizashiXの名前は「兆し(kizashi)」から来ています。
未来は誰にも分かりません。しかし、兆しを読む力には確かに巧拙があります。問題は、その巧拙を測る公正な物差しが、これまで存在しなかったことです。
AIが社会の意思決定に深く入り込んでいく時代、「このAIの判断は、過去どれだけ当たってきたのか」という問いは避けて通れません。KizashiXは、その問いに答えるための長期記録です。
- AIの予測精度の、改ざん不可能な通算成績
- 人間とAIの予測力の、同じ土俵での比較
- 当たった記録と外れた記録の、等しい保存
私たちはAIが常に正しいとは考えていません。むしろ、AIが外れる瞬間こそ、この記録の価値が証明される瞬間だと考えています。盛らず、消さず、淡々と記録する。その積み重ねだけが、人とAIの予測力に関する本物のデータになります。
予測は、披露するものではなく、検証されるものへ。
そして検証の先に、人がAIから学び、AIが人を補い、互いの強みを持ち寄る未来へ。
はじめかた
- 1気になる設問カードを選ぶ
- 2Claudeの予測(Yes/Noと確率)を見る
- 3乗るか、逆張りするかを決めて、スコアを賭ける
- 4締切後、実結果の公表を待つ
- 5答え合わせ——的中すればオッズに応じたスコアが付与されます
未来を読む力を、AIと競い、AIから学ぶ。
その記録は、今日から始まります。